完本 中国古典の人間学―名著二十四篇に学ぶ

【賢者は歴史に学ぶ】 本(ビジネス、科学、経済など)

「人は歴史に学ぶべきだ」というのはある程度年を取って初めて正しかったと理解できる。
そして理解できる頃には大抵手遅れだったりする。

日本人は江戸時代位までは中国をお手本にしていたがそれ以降は専ら西洋にばかり学ぶようになった。
それでも人間の本質を的確に現して、尚且漢字文化の日本人のとっては中国の歴史から学べる事は今なお多い。

守屋洋さんの中国関連の書籍は数多く読んだがやはりこの本が一番読みやすく、無駄がない。
本書はその中でもベストと言える著作で中国古典・正史のエッセンスを凝縮したものと言える。
特に前半の左伝・戦国策・史記・三国志・十八史略・孫子は日本人にも長年に渡り馴染みが深いものであり知っていて当然とも言える。

社会で生きていく上で人を知るという事は重要な事であり、人間の本質は今も昔も然程変わらない。
そうであるならば失敗を繰り返して学ぶより、先達に教えを乞う方が遥かに良い。