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サブスクリプションの時代

2012年、Photoshopなどのソフトウェアで有名なAdobeはソフトのパッケージ販売を止めてサブスクリプション方式を導入した。つまり使う間はずっと使用料を支払う方式だ。

それまでアドビはソフトウェアの海賊版対策に手を焼いていた。
一方利用者は最初に何十万円も支払う事に躊躇することも多かった。

それがこの定期購読を取り入れる事で少額を「ずっと」支払う事になった。
疑心暗鬼だった他社もアドビの売上が伸びたのを見て後に続いた。

最近のニュースサイトは大抵「続きは有料」と表示される事が多くなった。
広告収入だけでは成り立たないのでどうしてもお金を支払ってもらう必要がある。
これからはオンラインのコンテンツも有料化が進むだろう。

この「定期購読」という仕組みはこれから主流のビジネスモデルになる可能性がある。
現在の消費者は浮気性である。売る側としては1回買ってもらって終わりではビジネスとして成り立たない。
いかに継続して関係性を維持できるかが成功の鍵となる。

このモデルは前回書いた「レンタル」ビジネスと相性が良い。

月額いくらで借り放題というものだ。
安い金額で借りれる代わりにずっと支払ってね!という契約である。
企業は売上が安定して欲しい。今月記録的な売上を達成しても来月はボロボロというのでは困るのだ。
そういう点では企業側にとってはこのサブスクリプションは福音だ。
ただし、成り立つ為には消費者側にもメリットがなければならない。
ほとんど場合、金額が安いから全くサービスを利用していないのにお金を払い続けているというケースもある。
そんなサービスが多くなるとこの方式自体への不信感も出てくる恐れがある。

ここ最近はサブスクリプションが応用し辛いと思われていた業態でも採用するところが出てきた。
固定の月額料金でコーヒー飲み放題とかラーメン食べ放題というものである。
ラーメンを月に20回以上食べれば元が取れるといってもそれでは体を壊す事は間違いない。

まだまだ試行錯誤の状態ではあるが顧客との永続的な関係を構築する上でこのサブスクリプション方式はすべての業種で検討すべきであろう。

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